Azure OpenAI対直接OpenAI費用比較:PTU予約と損益分岐点
Updated September 19, 2026 · first published July 12, 2026
グローバル展開の従量課金(Pay-as-you-go)では、Azure OpenAI と直接の OpenAI API は同額です。例えば最新モデルの定価は入力100万トークンあたり2.50ドル、出力15ドルで一致します。両者の真の費用差は基本単価ではなく、PTU(Provisioned Throughput Units)予約、リージョン別データ主権プレミアム、そしてマイクロソフトEA(Enterprise Agreement)割引にあります。
1. PTU予約による大幅な割引
Azure独自のPTU(プロビジョンドスループット)は専用モデル容量を提供します。オンデマンドでは1 PTUあたり1時間2ドルですが、1か月予約を結ぶと月額約260ドルに下がり、最大82%の割引(1年予約では最大85%)となります。
PTUの損益分岐点は、持続的なキャパシティ利用率が約65〜75%以上のワークロードです。利用率が低く夜間や休日にアクセスが途切れる場合は、直接の従量課金トークンの方が安価に収まります。
2. リージョン別追加コスト
グローバルエンドポイントは米国直接価格と一致しますが、日本国内リージョン(東日本)やEUデータゾーンに限定してトラフィックを処理する場合、10%〜20%の地域プレミアムが加算されます。データガバナンス要件とコスト増のトレードオフを計算する必要があります。
3. インフラ付随費用(TCO)
Azure環境ではPrivate Endpoint通信費、Log Analytics、VNetデータ転送料金が加わります。これらは推論費用に4%〜8%上乗せされますが、強固な閉域網セキュリティとActive Directory/RBAC認証が保証されます。
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